(一社)電子情報技術産業協会(以下「JEITA」という)ECセンターでは、企業間で電子部品・半導体等の部品技術情報を交換する際の記述フォーマット(標準規約No.:ECALSUS19)をECALS辞書に則った形で制定し、合わせて本標準に従って企業間で部品情報交換が容易に行えるようにするために本ツールを開発しました。
本ツールはJEITA ECセンターが企業間部品技術情報交換の更なる普及促進活動の一環として無償提供するものです。
1. 特徴
- ECALS辞書フォーマットへの深い理解がなくてもECALSデータの入力シートを作成することができます。
- ECALS辞書の更新に伴うECALSデータの見直しが容易に行えます。
- 作成したECALSデータのチェックができます。
- ECALS標準形式のXMLデータの作成が行えます。
- 過去のサーバ登録用XMLデータを流用でき、資産を無駄にしません。
2. 機能
- ECALS辞書の読込み機能
- クラスツリー選択からの辞書表示機能
(サマリー、詳細、ENUM値[選択肢]) - データ入力用テンプレート作成機能
必要なプロパティをヘッダーに表示させます。また、プロパティの定義・ENUM値等もコメントで表示します。 - CSV形式読込、書出し
CSV形式ファイルの読込、書出し(上記、データ入力用テンプレートフォーマット)。 - XML形式読込、書出し
ECALS標準(新・旧)形式のデータの読込、書出し。 - データチェック機能
ECALS標準に合わせた文字規則のチェックを行います。 - データ比較機能
同じテンプレート上のデータを比較し、差異を確認します。 - データ移行
旧辞書のテンプレートから新辞書のテンプレートへ、プロパティコード(レベル付)を利用してデータを移行します。
3. 動作環境
- Microsoft Excel 2019,2016,2013,2010
※マクロを使用可能にする必要があります。 - OS:Windows7,8,10
※基本的にMicrosoft Excelが快適に動作するハード環境
【注意】
「無効なオブジェクトライブラリです。または定義されていないオブジェクトへの参照を含んでいます。」というエラーメッセージが表示され、ツールが使用できない現象がいくつか発生しております。
このエラーはMicrosoftのセキュリティ対策である Windows Updateの副作用と考えられますが、このエラーが発生した際のエラー回避の対応に関して以下のpdf文書を参照お願いします。
ご利用されている皆様にはお手数おかけ致しますが、上記対応をお試し頂き、引き続きツールを活用して頂きますようをお願い申し上げます。
**(追記2012年8月29日)また、エラーメッセージは異なりますがWindows Updateによる影響と思われるエラーも何件か報告されていますが、当回避策で解決することも確認されています。エラーが発生した場合、当回避策を実行し問題解決できたかどうかをご確認頂くようお願いいたします。問題が回避できなかった場合には恐れ入りますが「JEITA・ECセンターお問合せ」に連絡頂くようお願いいたします。
問合せURL https://ec.jeita.or.jp/form/mail/
過去表示されたエラーメッセージ(いずれも当回避策で解決できています。):
・「無効なオブジェクトライブラリです。または定義されていないオブジェクトへの参照を含んでいます。」
・「オートメーションエラーです。(ERROR 440)」
・「非表示モジュール Sheet1内でコンパイルエラーが発生しました」
また、前回のpdf文書の中にWindows7 64bit OSを使用されている場合の回避コマンドも追加しています。
『ECALSデータ作成支援ツール』の利用に当っては利用規約を一読の上、ダウンロードを実行して下さい。
注記1 : 当ホームページからダウンロードした時点で、利用規約が適用されます。