ECALGA標準2008年度版からの改訂のうち、以下の項目について紹介を行います。
１．既にドラフト版を発行している、サプライチェーンにおける海外通常取引の正規標準化。
２．ECALS辞書、環境辞書に関する記述を掲載。
３．C-3ラベルへの２次元シンボル対応。
４．SCM編を中心に用語の統一、書式の統一による利便性の向上。
また、ECALGA標準全体の構成についても説明致します。

ECALGA標準2010年版の改訂で、技術辞書（環境辞書・ECALS辞書）の体系説明を掲載しました。両辞書の構造と辞書関連規約、システム規約等の記載内容の紹介に加え、辞書変更時の運用方法などを説明致します。

・環境辞書
環境辞書の構造と辞書標準の体系の説明に加えて、辞書スキーマとAISとの関係や、AISや高懸念物質リスト等の変更により辞書改訂が行われた場合の対応方法等の説明致します。

・ECALS辞書
ECALS辞書の構造と辞書標準の体系の説明に加えて、ECALS辞書テンプレートの活用方法について説明致します。

ECALS実用化専門委員会主査
　川端　静　氏

リーマンショックに続く金融危機、BRICs諸国の産業分野における飛躍、欧州REACH規制に対応した環境施策など昨今の企業のビジネス環境は厳しさを増しております。
このような変動の中では、企業独自の企業戦略や対応だけで世界に生き残り、成長することは困難であり、業界を越え、国境を越えたダイナミックな企業連携戦略が必要です。
このようなビジネス環境の中で、戦略的な企業連携を実現するための企業間情報連携基盤、すなわちビジネスインフラの整備がすすめられています。そのビジネスインフラ整備事業の最新動向と今後の方向性についてご説明致します。

ECセンターでは、2010年度活動方針の大きなテーマとして「活動範囲の拡大」と「実用化と利便性の追求」を掲げます。
「活動範囲の拡大」は、主に自動車業界との業際化と国際化の推進を進めます。
「実用化と利便性の追求」は、実用シーンを想定したシナリオによる第二次環境情報連携実験を行い、運用条件の整備を目指します。また、ASP間連携のサービス実用化を目指し、運用ルールの検討、ガイドラインの作成等に取り組みます。
これらの活動内容、計画について説明致します。