JEITA/ECセンター EDA標準WGでは、伝送線路シミュレーションに使用されるIBISモデルの品質に関する問題を切り分け、品質の良いIBISモデルを流通させるための枠組みを「IBIS Quality Framework」と称し、検討を行っている。
先ず、品質の良いIBISモデルを以下の通り定義する。
・テスト回路群に対し、スキルの高い解析担当者が精度の十分なシミュレータを用いて実施した「IBIS解析結果」と「SPICE解析結果」が一致すること。
  ※ IBIS解析結果:IBISモデルを用いた解析結果
  ※ SPICE解析結果:SPICEモデルを用いた解析結果
複数のシミュレータによるシミュレーション結果が一致した場合、そのシミュレータは精度が十分であると考えられる。また複数の解析担当者の解析結果が一致した場合、その解析担当者のシミュレータの使用方法には問題がないと考えられる。
「IBIS解析結果」と「SPICE解析結果」の間に良好な一致が見られ、「品質が良い」と認定されたIBISモデルを”Golden IBIS”と呼び、そのときの波形を”Golden results”と呼ぶこととする。
EDA標準WGでは上記の検証を行い、Golden IBIS, Golden resultsおよびテスト回路群を年内にweb公開する予定である。
この度、11月15日に開催される「IBIS Summit in Japan」で「IBIS Quality Framework」について説明する。

日時

2010年11月15日(月)13:30〜17:00(受付は13:00)

会場

(社)電子情報技術産業協会 416会議室
東京都千代田区大手町1−1−3 大手センタービル 4階

受講料

無料(テキスト付)

申込方法

定員50名に達し次第、締め切らせて頂きます(申込締切 11月8日)。

「IBIS Summit in Japan」の申込は終了いたしました。
多数のお申込有り難うございました。