はじめに(本解説について)
IBISモデルは、規格初版リリースから20年以上が経ち、バージョンアップが繰り返され、多くの機能拡張(キーワードの追加)が行われてきました。規格で定義された全てのキーワードが使用されている訳ではなく、流通していないものや、EDAツールで対応されていないキーワードも多くあります。後のバージョンで追加されたキーワードは、EDAツールの互換性を保つために任意項目となっており、以下のような問題が生じています。
- どのような解析を行いたいかで、必要なバージョンを確認する必要がある。
- バージョンが高くても、目的の解析に必要なキーワードが定義されていない場合がある。
- すべてのキーワードを学ぶことは無駄が多いが、どこから学べば良いかわからない。
そこで、当WebサイトではIBISモデルの初心者に向け、使用頻度が高いキーワードや、重要なキーワードに絞って解説します。